ツェリェは、スロベニア東部の市である。スロベニアの中で3番目に大きい都市であり、11の特別市のうちの1つである。サヴィニャ 河畔に …ツェリェは、スロベニア東部の市である。スロベニアの中で3番目に大きい都市であり、11の特別市のうちの1つである。サヴィニャ 河畔にある。 ツェリェ地域に初めて定住地ができたのはハルシュタット文明時代である。ケルト時代の定住地はケレアとして知られ、一帯ではケルト人が硬貨をつくっていた。 ローマ帝国に併合されると、46年に特権を授けられ、キウィタス・ケレイアとして知られ、その後のクラウディウス帝時代にムニキピウムであるクラウディア・ケレイアとなった。書かれた記録には町は裕福で人口が密集していたと推測され、城壁と塔、複合階の大理石邸宅、広い広場、通りで難攻不落であった。トロイア・セクンダまたは小さなトロイと呼ばれた。ケレイアを通るローマ街道はアクイレイアへ向かい、パンノニアへ伸びていた。ケレイアはローマ植民地の中で最も繁栄する市の一つであり、おびただしい数の建物、帝国全体で有名であったマルス神殿を所有していた。ケレイアは320年頃、コンスタンティヌス1世の時代にアクイレイアに併合された。ツェリェには今も旧ローマ時代の館の跡が残っている。